🍌【おしらせ】08/29 特集「妖夢ちゃんとバナナ」更新🍌

2024-05-25

2024/05/25

「あ、丁度よい!」
「びくっ」

 里で歩いてたら急に阿呆そうな大声が降ってきました。
 鈴仙です。
 相変わらずの調子のようです。

「この子この子」
「え、なんです」
「力持ちだからこの子」
「だから何なんですか私は別に暇じゃないですよ」
「あとで甘味処おごるから」
「さてお手伝いとなったらこの私です」

 何でも大工の方が困っていたとのことでした。
 肉体労働はお任せ下さい。
 そのために鍛えている魂魄妖夢です。

 本日のおやつ
 ・おはぎ
 ・大学芋

「普通に二個頼んでるし」
「だって結構たいへんでしたよ私汗臭い自覚ありますもん」
「……まあ、助かったわ。食べなさい」
「どうもいただきます!」

 今日は無料のおやつです。
 鈴仙も太っ腹です。

「それでもなんで鈴仙があんなに絡まれてたんですか?」
「いやちょっとこの前大工さんたちが診療所来た時にねー……」
「なんです?」
「ちょっとこう色々となんかこうまあなんかこう」
「つまり鈴仙が調子に乗った尻拭いをさせられたと」
「うーん、間違ってない」
「なんですかそれ。まあ私はおはぎ頂けたので良いですが。おいもも」
「有り難く味わいなさいよ。おいもも」

 得しました。
 特に別に何も用がない時でも里に行ってみるべきです。
 こんなお得が転がってるんですもん。
 暇が潰せたし。
 鈴仙が阿呆のおかげでおとくおとく。