🍌【おしらせ】08/29 特集「妖夢ちゃんとバナナ」更新🍌

2018-04-17

2018/4/17
五年目58

 本日のメニュー
 ・白菜のお漬物
 ・里芋と人参とこんにゃくの煮物
 ・わかさぎフライ

「……」
「妖夢さん、その煮物食べますか?」
「え、いえ。あげますよ」
「いただきます」

 今日はカセさんとツシマさんとお昼ごはんです。
 妙に気になることがありました。

「あ、わかりました」
「どうしました妖夢さん」
「ツシマさん少し太りました?」
「え」
「あ」

 カセさんが口を抑えていました。

「流石妖夢ちゃん」
「え、なんですか」
「え? 私太りました?」

 少しだけ肩というか二の腕がぷよぷよしてる気がします。
 
「それ清掃グループでも言うか言わまいかの話だったのに」
「あ、そういう……」
「流石妖夢ちゃんだね。すぐ言う所とか」
「……面目ないです」
「え、あの、二人共」

 そういえば当人を置いてきぼりでした。
 ツシマさんはおひつからごはんをよそいながら話しています。
 そういうところです。

「最近よく食べるよねツシマさん」
「そうですか……そうですね」
「ナコさんの解放から一年か」*1

 カセさんがふむふむと頷きました。
 
「開放的になってご飯の量が増えたのかもね」
「……そんなに太りました?」
「まあちょっと。でも気にするほどじゃないよ。妖夢ちゃんの口が悪いだけ」

 私が悪くなりました。
 ツシマさんは少しだけごはんを控える、と言っていました。
 昔なら「もう食べない」と言いそうですが、今のツシマさんなら「少しだけ」です。
 たくましくなったものだと感じる日でした。

 ……幽霊なのになぜ見た目が代わるのか、とかそういうのはもう何もいいません。

*1 2017/04/15 四年目56