2018/3/02
五年目12
本日のメニュー
・しゃぶしゃぶ
「久しぶりすぎて泣きそう」
「わかります」
幽々子様が泣きそうでした。
私も泣きそうでした。
しゃぶしゃぶなんて久しぶりです。
「幽々子様、ごまだれとポン酢です」
「Ｙ子さんナイスよ」
「幽々子様こちら辛いタレです」
「カセさん最高」
「幽々子様、ごはんのおかわりです」
「やるわね妖夢」
ということでしゃぶしゃぶを堪能しました。
準備は万端です。
幽々子様の準備を手伝いますが、この日ばかりは遠慮はいりません。
「妖夢、そのお肉は私のよ」
「名前が書いてありませんでしたので食べます」
「Ｙ子さん、それ私の」
「でももう口に入っちゃいました」
「カセさん」
「もぐもぐもぐもぐ」
主従など関係ありません。
お肉は私のものです。
「ごちそうさま」
「ごちそうさまです」
「美味しかったわね。でもね、皆に言いたいことが有るの。もうちょっと主人を大事にしても良いと思うのよ」
幽々子様が何か行っていた気がしますが皆無視しました。
主人は大事ですがしゃぶしゃぶの時は別です。
自分のお肉が最優先です。
お肉より大事なものはありません。
ごちそうさまでした。
……もちろんうそです。
幽々子様が一番です。
本当です。
