2016/03/12
三年目23
部屋で本を読んでいると変な声と共にフミタさんが現れました。
「んあー妖夢ちゃん！」
「な、なんですかどうしたんですか」
「可愛い子とらえた！ どうしようカセさんとかツシマさんに見せてこようかな！」
フミタさんの脇にはこころちゃんがいました。
こころちゃんは顔ではわかりませんでしたが、文句を言いたそうな面を付けていました。
本日のおやつ
・メロンソーダ
・チョコチップクッキー
「Ｙ子さん、今日のおやつはなんでこんなハイカラなんですか」
「こころちゃんが来ているからに決まってるじゃない」
「なるほど」
こころちゃんは幽々子様へ扇子のいいセンスを届ける途中に捕まったそうです。
今は幽々子様のひざの上で小さくなっています。
可愛いです。べらぼうに可愛いです。
「じい」
「ごめんねー あまりになんか可愛い生き物だったから」
「フミタさんだめよう、こころちゃんこんなに怖がってるじゃない」
「すみません幽々子様。ごめんねこころちゃん。はいクッキーあげるから許してー」
最初は警戒していたこころちゃんですがクッキーのおかげでだいぶ打ち解けてました。
問題はカセさんです。
「こ、ここ、こころちゃ、クッキー食べる？」
「幽々子様、カセさんがこころちゃんパワーで壊れています」
「しょうがないわねえ。フミタさん、カセさん連れてって」
「はいでーす」
フミタさんに引きつられていくカセさんにこころちゃんは
「あの人昔はもうちょっとクールだった」と言っていました。
同感です。
でも壊したのは貴方です。
相変わらず殺人級な可愛さのこころちゃんでした。
私は三回もなでてあげました。
いい夢が見れそうです。
